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今日は4月4日、天下の奇祭・大瀬祭りです。
大瀬崎に通うダイバーの間では有名ですが、まだこの祭りのことをご存知ない方もたくさんいらっしゃることと思います。
毎年曜日に関係なく4月4日、沼津・西浦、内浦の漁師が豊漁と安全を祈願し大瀬神社に参詣する伝統行事です。
なにが素晴らしいかと言うと、ひと言で言えばフォトジェニック!
実に絵になる祭りなのです。
昨年(2004年)は仕事で行けませんでしたので2年ぶりです。
しかし、今年は昨夜から雨が降り続き、朝方ようやく止んだものの、一気に真冬に連れ戻されたかのような寒気に(こりゃえらいこっちゃ…)などどつぶやきながら、車の中から漁船が来るのを待っていました。
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望遠で見ますと、対岸の富士市の工場の煙がえらくくっきりと見てとれました。 |
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8時半を過ぎ、湾内に続々と漁船がやって参ります。
漁船は大漁旗を掲げ、目いっぱいドレスアップして次々と湾内に入り、ぐるぐる周回を始めます。
そして、今年もあのお囃子の響きが海の上から鳴り響いてきます。 |
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大瀬神社をバックに船の上では化粧をした若衆が勇み踊りをしています。
「チャンチャラオカシ、チャラオカシ〜…」
お囃子のリズムに合わせて威勢のいい掛け声が響き渡ります。
これぞ大瀬祭り! |
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寒さを吹き飛ばすような熱いパフォーマンスです。
晴れていればバックに富士山が見えるのですが…今年は残念ながらお預けです。 |
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ひととおり湾内でのパフォーマンスが終わると、接岸の準備に入ります。 |
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こちらの船では上陸ぎりぎりまで勇み踊りを続けています。
真近で見る踊りは迫力満点です。 |
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上陸を始めた若者たち。
さっそくカメラマンさん達が群がります。
撮られる方もまんざらでもない様子。
なんせ年に一度の祭りですから。 |
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船着場で人物など撮っておりますと、浜の方でもう勇み踊りのステージが始まっております。
あわてて駆けつけて、人ごみをかき分け、観客の足元にしゃがみこんで蹴られながら撮影しました(笑) |
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踊り終えた満足感、まさに観客と踊り手が一体となって、ステージ前は感動に包まれます。 |
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カメラマンは撮りたい!踊り手さん達は撮られたい!
需要と供給が自然と成り立ち、浜辺は和気合いあいと賑わいます。 |
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毎年人気のモデルはチビッコです。
扇子を持つポーズが決まっていますね。 |
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こちらは大サービス!
集まったカメラマンが一斉にレンズを向けます。 |
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まったく、楽しいメイクです。
やはり、KISSのメイクの影響が感じられます。 |
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個人的に、真ん中の子のオヤジ顔が最高です。
手にした缶ジュースがワンカップに見えてくるから不思議です。 |
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男の子に比べ、いまひとつ元気がなかった女の子。
声をかけて撮らせてもらいました。
ありゃりゃ、眼をつぶっちゃいましたね。 |
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顔の隈取りはそれぞれ個性があって見ていて楽しいです。 |
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日本酒も飲み放題!
まあ、運転もありますのでここは1杯だけ…(結局飲むんかい!) |
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そして、こちらはとん汁を配っています。
寒いなか芯から温まります。
Takuも撮影を一時中断し、味わいました。 |
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こちらでは干物を焼いています。
アジ、カマスの大きなこと!
炭火なので焼くのに時間がかかるのが待ちどうしい男の子。 |
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この4人衆のハッピは、特に派手派手です。
大漁旗を使って作ったオリジナルでしょうか? |
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祭りのスタッフも干物を焼くのに大忙しです。
このほか、餅つきも行われておりました。 |
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祭りに参加した人たちは、大人も子どももみな仲間です。 |
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ほんとうに、このような祭りは日本でも珍しいのではないか?
そう思えるほど、この祭りは見ていておもしろい祭りです。 |
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大瀬神社方面に歩いてみます。
屋台がたくさん出ています。
チキンステーキとは… |
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踊りを終えた若衆たちも、屋台のあるほうに向かいます。 |
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まるで、七夕と五月祭りを同時にやったような賑やかさ。
これでも船は昔よりも少なくなりました… |
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大瀬神社の入口あたりで巫女さんが駆け抜けて行きました。
大瀬で巫女さんは初めて見ました。
写真を撮らせて、というと、1枚だけなら、とモデルを引き受けてくれました。
バックの木はもちろんビャクシン杉です。 |
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神池に行こうと拝観料100円を払おうとしたら、今日はお祭りだからけっこうです、と言われました。
そういえば今日は駐車場も無料開放されています。
いつもは神秘のベールに包まれている神池も、今日ばかりはファミリーで賑わっていました。 |
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鯉のえさの自動販売機まであります。
昔はナマズもたくさんいたのですが、最近は見えなくなりました。
無邪気に鯉に餌をやる子どもたち。
しかし、いいつたえによると、ここの魚をいじめると恐ろしいことが起こります。 |
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参拝を終えた若者は再び船に乗り込みます。
これから最後の演舞をし、各漁港に帰って行くのです。 |
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「チャンチャラ、おかし、やれおかし〜…」
独特の掛け声とともにラストステージが始まりました。 |
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この日は風も強く、揺れる船の上での踊りはかなり危険だったのではないかと思います。
船に弱い人などひとたまりもありません。
昔は船上でのケンカもしょっちゅうでした。
最近はだいぶおとなしくなったようです。 |
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西浦や江梨の漁港に帰っていく漁船軍。
三津の漁港では「内浦漁港祭」が朝から行われており、出店の数ではより盛大に賑わっているはずです。 |
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大瀬の桜はまだでした。
菜の花が喧騒のなくなった浜辺に揺れておりました。 |
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